NRIで働く女性たちの軌跡NRI Women's Spur

Kanako Fujita's Spur

藤田 佳名子の軌跡

SLプロジェクト二部
プロジェクトマネージャ

変化を求めて、新しいことにチャレンジを続けたい。
失敗も、悔しい思いも、わたしにとっては
成長のエネルギー源。

一つのことをずっと続ける、というよりは、変化を好むタイプ。次の目標にチャレンジしたくなるのは、社会人になっても同じ。

やるとなるとがむしゃらに打ち込むけど、ある程度続けたら何か新しいことにチャレンジしたい。若い頃から好奇心が強く、変化を好むタイプでした。学生時代は部活にも熱中していましたが、大学では、趣味を見つけて没頭していました。

負けず嫌いなので、上手になるまでは一生懸命取り組むけど、手慣れてくると次のことがしたい。継続していれば出来て当たり前と思い、つまらないと思うからです。いつまでも同じことを続けるよりも、いろいろなことをやってみたい。これは仕事でも同じです。以前の職場でも自分で面白そうな仕事を見つけてきて、周りを巻き込みながらプロジェクトを進めたりしていました。営業に引き抜かれたり、自分でつくった仕事を持って開発に戻ったりと、新規事業のR&Dを担当させてもらえたり、いろいろな経験ができて楽しかったです。

視野を広げたくて、新卒当時から一度はしたいと
思っていた転職。このタイミングを逃すと
次はないかもと考えて決意。

新卒で入社したのは、大手生命保険会社の情報システム子会社です。元々、文系でシステムよりも保険の業務や事務に興味があったこともあり、システムは苦手で新人研修時は劣等生でした。1~3年目の頃は、上流~下流まで担当システムの開発をやり切るような環境でしたが、入社当初、劣等生だったので、メインではない仕事しか担当させてもらえなかったんです。それが悔しくて、例えば下流の担当システムでも上流に遡っていき、どのような事務を執ってどうマスタ更新されて・・・と自分の興味のあるものを絡めながら担当外も含めたシステムの全体像を理解できるよう仕事の進め方を工夫しました。また、効率的に仕事を進めるために協力会社の方や顧客と人脈を作りました。結果的に早く仕事を覚えることができましたし、上司にも認めてもらえたので、負けず嫌いの自分にとっては良かったのかもしれません。

入社以来ずっと親会社の仕事をしてきましたが、2013年に東京に転勤になってからは、外部のお客さまのレガシーシステムをオープン化再構築するプロジェクトに携わりました。非常に大きなプロジェクトだったのですが、途中で2回も中断があったため、問題点の抽出や今後どうすべきかの分析をしました。さらには商品分析や再構築のコンセプトづくりなど、より踏み込んだ提案を行い、コンサル的な業務にも携わることができました。
また、ラインマネージャとして組織マネジメントも行い、プロジェクトマネージャとはまた違った視点から組織の運営や人材育成の課題に直面し、苦労もしましたが、良い経験になりました。
前職では仕事に恵まれましたが、実は新人の頃から一度は転職したいという思いがありました。それは、入った会社が嫌だったなどという理由ではなく、自分の視野を広げたいという気持ちからです。とはいえ、次々と新しいことにチャレンジできる機会も多く、楽しく仕事をしているうちに18年が経ってしまいました。年齢的にも最後のチャンスかなという気持ちがあったので、思い切って転職を決意しました。

リモートワークで進める新規プロジェクトは、これまでのやり方が通じない。
お客さまの目線に立った提案資料で信頼を獲得。

NRIには2020年5月に入社しました。コロナでリモートワークが本格化し始めた頃だったため、直属上司をはじめ何人かの人と顔を合わせた後は、いきなりテレワークに突入しました。チームミーティングやお客さまとの打ち合わせは、画面に顔を出さずに行うことが多いため、顔より先に声を覚えました(笑)。入社してしばらくは配属されたプロジェクトがスムーズに立ち上がらず不安な時期もありましたが、営業部署の支援で顧客訪問に行ったり、少しずつ会社や仕事になじんでいきました。

現在は、ある生命保険会社の支払査定改善対応をプロジェクトマネージャ(PM)の立場で切り盛りしています。ホスト基盤のシステムをAzure上で稼働するWebシステムにリプレイスするプロジェクトで、今後お客さまがDXを進めていく上で親和性が高いオープン化の足掛かりになると思っており、やりがいを持って取り組んでいます。前職でもオープン化再構築プロジェクトのPM経験が多かったのでその経験も活かせていると思います。

リモートワークならではの苦労としては、やはりお客さまとのコミュニケーションが取りづらかったことがあります。本来は足繁く客先に通って信頼を得るのがわたしのスタイル。信頼があれば、多少資料に不足があっても口頭でフォローができますが、それが通用しません。課題や検討事項をいつも以上にお客さま目線で考えて、それを資料に落とし込むように気を付けました。その後、初めてお客さまを直接訪問したとき、先方の担当者以外にもユーザー部門の方が10名ほどいらっしゃったのですが、その方たちの前で優秀な人だと紹介していただけました。うれしかったです。

モチベーションが高く優秀な同僚に刺激を受ける毎日。
会社が向いている方向を全員で共有できるので、
仕事もやりやすい。

NRIのイメージは、入社後いい意味で覆りました。ハードで体育会系という噂を耳にしていましたが、皆さん紳士的です。今のプロジェクトチームのメンバーもそうですが、とても優秀な人が多く、良い刺激になります。仕事の内容も、HPなどを見ると最先端で華やかな印象ですが、エンハンス業務などの地道な仕事をコツコツとやっている人も多く、驚きました。若手にも優秀な人が多く、責任感やモチベーションも高いため、仕事がやりやすいですし、育成のやりがいもあると思います。

また、四半期ごとや、重要なタイミングなどに社長からのメールが届き、会社がどういう方向を目指しているのかを説明してくれたり、年2回本部ごとに行われる本部全体会でも、それぞれの役員が方針を立て、具体的で細かい内容を話してくれたりするので、会社として向かっている方向がわかりやすい。これも、NRIに来て良かったと感じることの一つです。

失敗からの学び・悔しさをエネルギーに変えて、
成長を続けたい。いつかは自分の好きなことを
仕事にしてみたい。

「成功は99%の失敗に支えられている」という言葉が好きです。わたしは仕事でもプライベートでも失敗したときに学んだことが多いように感じていて、悔しさは成長の糧になると思っています。自分自身、社会人になってすごく後悔したことの一つに「学生のときにもっと勉強しておけばよかった」ということがありました。中学、高校と、それほど努力しなくてもそこそこの成績を取れていたため、高校時代は部活ばかりに熱中して、入れる大学に入り、大学時代もアルバイトや趣味に没頭していました。社会人になったときに、改めて同期との実力の差を感じ、屈辱感も味わいました。ただ、その悔しさがあったから、仕事に対する姿勢も変わったと思いますし、知見を広げたり、人脈をつくったりするために努力もしました。そういう意味では、社会人になったときに感じた悔しさがあったからこそ、いまもこうして仕事を続けていられるのだと思います。また、同じような思いをしている人がいれば、ぜひ応援したいです。

社会人生活の最終的な希望としては、好きなことを仕事にして余生を過ごしたいです。そのために、一度は起業してみたいですね。実は、小さな頃の夢は「社長になること」でした。その当時から、人に言われて何かをするというのがあまり好きではなかったので。音楽とか、動物とかのジャンルで、死ぬまでに一度は好きなことだけをやって生活してみたいなと思っています。

My moment
年末にチワワ(女の子)を飼いはじめました。可愛すぎてたまりません。海の近くに住んでいるので、散歩のコースにも事欠かず、この夏は3時間くらいかけてよく散歩していました。毎日、癒されています。

※部署名、内容はインタビュー当時のものです。

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