Megumi Endo's Spur
IT基盤HRM部
部長
一人一人の力量が高いNRIは、互いに
刺激し合いながら仕事人として成長できる場所。
理由や背景もわからないまま決まり事に従うのが小さい頃から苦手で、自分で納得しないと動かない子どもでした。通っていた中学校には、放課後の掃除は体操着に着替えて行うというルールがありましたが、「どうして着替えなくてならないのか?」と先生に尋ねてもはっきりとした答えをもらえないため、制服のまま掃除をして何度も怒られました。似たようなことはいくつもあって、母親にも「あなたは何かというとすぐに『なぜ?』と聞く」と言われたこともあります。ルールにしても行動にしても、意味や意義を理解して納得しないと気が済まないところは今でも残っているかもしれません。
その一方で、納得したことなら集中して取り組む一面もあります。大学時代に通ったスポーツクラブでエアロビクスに夢中になり、誘われるままに競技の世界に足を踏み入れたのですが、日本一を決める選手権の地区大会に出場するまでのめりこみました。競技エアロビクスは筋トレの連続みたいなもので、2分間ほとんど息継ぎもできないくらいきついスポーツです。自主トレも不可欠なのですが家の中ではうるさくてできないので、外の道路で毎日夜遅くまで練習するくらい夢中になってやっていました。
1998年に新卒でNRIに入社し、インフラエンジニアとしてネットワーク、サーバー、端末と一通りの経験を積みながらスキルを磨かせてもらいました。一番印象に残っているのは、全体のアーキテクチャーをメインフレームからオープンシステムに変更するという非常に大きなプロジェクトに携わったことです。大きくて複雑なシステムのプログラムや構成を緻密に検討し、一つ一つ積み上げて完成させていくという、とてもNRIらしいプロジェクトでした。エンジニアとして第一線で働いた6年ほどの間には、2000年問題に絡んだハードな案件も経験しました。厳しい先輩の指導もたくさんありましたが、この時期に鍛えられ、エンジニアのモノの見方や考え方を学んだことで、今の採用や人材育成の仕事のベースに役立っています。
入社6年目に第一子を出産し、当時の状況では現場の仕事を続けることが難しかったため、R&Dや社内向けの技術サポートを行う部に異動しました。そこで、IT基盤サービス内に散在している技術情報をまとめて、現場のエンジニア向けに整理・提供するナレッジマネジメント活動の立ち上げなどに従事し、2014年にIT基盤HRM部ができたのを機にグループマネージャ(GM)に就任、2019年から部長職をしています。
IT基盤HRM部は、IT基盤サービスに所属する約1,500人の人材マネジメントを担っています。主な業務は、新卒とキャリアの採用活動、新人~中堅社員の人材育成、人事業務、および技術情報の取りまとめや外部向け情報発信のサポートなど、現場の社員を広くサポートすることです。
採用に際しては、応募者の方が、わたしたちと一緒に成長していけるかどうかを基準に面談させていただいています。近年の応募者の方の多くは、自分のやりたいことや目指したいキャリアが明確で、そこにフィットする会社を探すようになってきています。わたしたちも応募者のスキルややりたいことと、NRIの抱えている仕事がマッチするかどうかを大切にしていますし、希望があればお持ちの専門領域を基軸としつつ、周辺領域の経験を積めるようにサポートすることもできます。NRIにはたくさんの業務がありますので、専門を深めることも、新しいスキルの獲得に挑戦するチャンスもあります。せっかく来ていただけるのなら、どのような形にせよ自身の活躍の幅を広げて欲しいと思っています。
NRIには全社として「社内公募」の仕組みがあり、社員が本部を超えて希望のポジションに応募することができます。さらにIT基盤サービス内では、希望を募って新しいテーマにチャレンジする機会も独自に設けています。こうした仕組みは、ふだん働いている場所からでは見えない仕事や新しいキャリアに気づく機会でもあります。一つのことを深堀りするのもいいですし、新しい分野に転向していくのもいい。社員が仕事の幅を広げて、さらに成長できるよう様々な機会を提供するようにしています。
平日は毎朝、高校生の子どものお弁当をつくり、中学生の子どもが塾に行く日は夕食の準備もしてしまいます。出社すると会議が多く作業時間が取りにくいため、午後遅くが自分のワーク時間です。夕方にキャリアの採用面接が入ることもあるため、そのようなときは帰宅が遅くなることもありますが、翌日に急ぎの予定がなければ遅めに出社するなどして調整しています。
運動するのが大好きなのですが平日は時間をとれないため、休日は身体を動かすようにしています。ヨガやピラティスは最近ひどくなってきた肩こりの解消にいいので、なるべく毎週やるようにしていますし、体力に余裕があるときはランニングもしています。一時期はハーフマラソンに出場するくらい凝りましたが、最近は健康のためにゆっくり走る程度です。
会社ではさまざまな研修制度を用意していますし、教育の機会もふんだんに与えてくれます。ただ、それ以上に、NRIの社員として周りの仲間と一緒に働くことが、エンジニアとしても人間としても成長するチャンスなのではないかと思います。NRIには、優秀で成長意欲が高い人が多く、そうした社員がお互いに高いレベルで切磋琢磨して日々の仕事をしています。そうした環境に身をおけば、当然周りの人から刺激を受けて、自然に自身が育てられていきます。
仕事で迷ったり困ったりしたときには、誰かに相談すれば、的確なアドバイスや、自分で気づいていなかったことなど、何かしら前に進めるヒントが必ずもらえます。社員は誰かからなにか相談をもちかけられたら、どうしたらこの人がもっと良い仕事ができるようになるのかを第一に考えてアドバイスをする、そういうマインドをみんなが持っています。わたしたちは、自分たちもそうされて育ってきたので、そうするのが当たり前だと思っていますから。自分の力だけで成長していくのは限界があります。単にスキルを磨くということではなく、人生を通して仕事人として成長していくことができる場所が、NRIだと思います。
※部署名、内容はインタビュー当時のものです。
OTHER INTERVIEW
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