NRIで働く女性たちの軌跡NRI Women's Spur

Eri Nishiyama's Spur

西山 枝里の軌跡

YHシステム事業部
アプリケーションスペシャリスト

入社以来4人の子どもの
出産と育児を経験しながら培った人間力と
開発力との組み合わせを武器に活躍中。

風通しの良い社風を目の当たりにして、就職先にNRIを選択。

英語と数学が好きで大学では経済学を専攻し、手を動かしてものをつくる仕事がしたくてNRIに入社しました。生まれも育ちも横浜で、子どもの頃からNRIのオフィス近くで遊んでおり、会社名に馴染みもありました。

大学時代に2年近く、組織・人事の大手経営コンサルティング会社でアルバイトをして、研修の運営スタッフとしていろいろな会社に行く機会がありましたが、社員研修の途中に役員や人事部のスタッフが入ってくると場の雰囲気が急に固くなるような会社がほとんどでした。あるとき、NRIのグループ会社で実施する研修のスタッフとして働いたことがあるのですが、あきらかにほかの会社と雰囲気が違っていたのです。そのときの研修内容がパズルを解く形式のものだったのですが、それを見ていた人事部の人が自分もやりたいと言い出して、みんなが車座になってやり始めました。解き終わったら全員が拍手するなど和気あいあいとしていて、楽しくて風通しの良さそうな会社だなと思ったことを覚えています。出産・育児休暇やスムーズな復職を促す制度もあり、長く働けそうに感じたのもNRIを選んだ理由の一つです。

凄腕エンジニアをはじめとした諸先輩方の導きで、
時短勤務中にも着実な成長を実感。

入社したのは2007年です。最初に配属されたチームでは、加工食品会社のサプライチェーンマネジメントシステム構築プロジェクトに参加しました。最初の出産はこのプロジェクトにいたときです。産休・育休に入る前はサブシステムリーダーとして、顧客との調整やパートナー会社さんへの指示・管理を行い、育休後は同じチームに時短勤務の形で復職しましたが、仕事と育児の両立が難しくなってきたため、上司に相談して異動させていただくことになりました。

異動後はバッチ開発を行うチームに所属し、産休・育休をはさみながらいくつもの新規案件や大規模システムの再構築案件に携わってきました。主に担当したのは、開発に利用するツールのメンテナンスや、プロジェクトを効率よく進行させるための独自ツールの新規作成です。このチームでは、社内で「バッチ処理の神」と呼ばれている凄腕エンジニアと一緒に仕事をする機会に恵まれ、たくさんのことを学ばせてもらいました。また、上司がバックアップ要員をつける、あるいは自らバックアップ要員となった上で活躍させてくださるなど、多くの先輩や同僚の後押しのおかげで子育てをしながら仕事を続けることができました。

最初の子の出産後からずっと時短勤務を続けてきましたが、4人目の育休が終わって復職するときに裁量労働制に戻して今に至っています。

絶望的な状況でもあきらめない上司の姿に感銘を受けた「どこかにマイル」プロジェクトへの挑戦。

忘れられない仕事の一つに、日本航空(JAL)様の「どこかにマイル」新規構築プロジェクトがあります。3人目を産んだ後にチームに参加して、画面から入力したデータの持ち方や、画面に表示する内容を算出するロジックの組み立てなどの内部設計をほぼ一人で担当しました。このプロジェクトは2016年12月にサービスインを予定していましたが、残り数ヶ月という時期に画面仕様の大幅な変更に取り組むこととなったのです。もともとJAL様とNRIとの間で「お客様に受け入れられるか」を合言葉に、最高のものを作ろうと取り組んできたため、仕様変更があることも想定してプロジェクトが進められてはいました。ですが、一般的な開発プロジェクトなら間に合わせるのが困難なタイミングでの変更に、思わずわたしは「このスケジュールでは無理です」と発言してしまいました。ところがそんなわたしに対して、当時の上司が「それなら、もしこれでできたらすごく格好いいよな」と言ったのです。この言葉を信じて、取り組んでみよう、そう思えました。実際、この言葉どおり期限内にやり遂げることができたのです。そんな上司の姿に強い感銘を受け、それ以来どんな絶望的な状況でもその言葉を思い出して諦めずに立ち向かえるようになりました。

ほかの人にはない経験と立ち位置を活かし、
業務の効率化に寄与。

産休・育休と復職を繰り返す過程で、コミュニケーションの幅が広がったと感じています。仕事の上では、どうしても同期から遅れてしまう面があるのですが、復職のたびに数多くの仲間と一緒に仕事をする機会に恵まれたことで、同僚や上司だけでなく、若手・パートナー会社の方々とのつながりも太くなりました。

そのような立ち位置を見込まれ、昨年からは所属している事業部が担当している20件ほどのプロジェクトの横断統制役に指名されています。よろず相談所的な役どころで、プロジェクト間で共通に使える技術・ノウハウの発掘及びルール化をし、それを各プロジェクトに伝えて品質・生産性向上につながるよう支援しています。これまでずっと手を動かす仕事をしてきたため戸惑いもありますが、自分ならではの得意を活かして事業部に貢献したいと思っています。

助けを求めることを躊躇せず、持ちつ持たれつの関係が
働きやすい職場づくりにつながる。

入社前に感じていたとおり、NRIはとても風通しの良い会社です。個々の社員の裁量の幅が広く、出退勤も融通を利かせやすいなど、育児をしている女性にも働きやすい会社だと感じています。

これからNRIに入ってくる人には、何よりも周囲の人との信頼関係を築いて欲しいと思います。一人で抱え込んで頑張ることには限界があります。自分が大変なときには遠慮しないで周囲を頼る。その代わり、周りを見て自分ができることがあれば率先して手を挙げる。そうやって築いてきた人間関係が、長く働く上での一番の宝物です。助けるときも助けてもらうときも笑顔を忘れずに、自分をオープンにして持ちつ持たれつの関係を築くことが大事だと信じています。

My moment
子ども2人がサッカー少年団に所属しているため、週末や祝日は送り迎えをはじめとした世話で一日が終わってしまいます。大変ですが、ママ友との付き合いなど楽しい面もあります。小学6年生になる上の子は中学校に上がってもサッカーを続けたいようなので、クラブチームに所属させるかどうか、現在思案中です。

※部署名、内容はインタビュー当時のものです。

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